LIVING PEDIA ・ 住まいと保険
火災保険は何を補償する?水災・地震との関係と選び方
結論 火災保険は「火事の保険」ではなく住まいの総合保険。風災・雹災・水濡れ・盗難などを特約で組み合わせます。ただし地震・噴火・津波による損害は対象外で、地震保険をセットで付帯しない限り補償されません。
補償の全体像
| リスク | 火災保険での扱い |
|---|---|
| 火災・落雷・破裂爆発 | 基本補償 |
| 風災・雹災・雪災 | 基本またはセットで付帯(外すと保険料が下がる) |
| 水災(洪水・土砂崩れ) | 選択制。ハザードマップで要否を判断 |
| 水濡れ・盗難・破損汚損 | 選択制の特約 |
| 地震・噴火・津波 | 対象外。地震保険(火災保険金額の30〜50%)を付帯 |
保険料を左右する4要素
- 建物の構造:M構造(コンクリート造マンション)< T構造(耐火の戸建て等)< H構造(木造非耐火)の順に高くなります。
- 所在地:都道府県ごとに水災・風災リスクが料率に反映されます。
- 補償範囲:水災を外せるかどうかで差が大きく、ここが最大の設計ポイントです。
- 契約年数:長期一括はやや割安。なお新規契約の最長期間は2022年10月以降5年です(かつての10年契約は新規では組めません)。
賃貸入居時に不動産会社から案内される家財保険+借家人賠償のセットは、年1万円台後半〜2万円台の商品が多い一方、同等補償をネット型で組むと年数千円台に収まるケースがあります。指定商品への加入が契約条件かどうかを確認したうえで、見積もりを比べる価値があります。
よくある質問
賃貸でも火災保険は必要ですか?
建物自体は大家の保険の対象ですが、入居者は自分の家財の補償と、大家への借家人賠償責任(失火で部屋を損傷した場合など)のために加入します。契約時にほぼ必須とされるのはこのためです。
水災補償は外してよいですか?
自治体のハザードマップで浸水想定区域・土砂災害警戒区域に入っていないか確認してから判断してください。マンション上層階では外す選択も合理的ですが、1階や戸建てでは慎重に。
地震保険だけ単独で入れますか?
入れません。地震保険は火災保険とセットでのみ契約でき、保険金額は火災保険の30〜50%の範囲です。
最終更新:2026年7月12日|Veliq Living 編集部